Definition 1 (確率微分方程式)
\(x(t)\) が確率微分方程式
の解であることは、\(x\) が
の定める確率分布に従う確率変数であること。(\(\fallingdotseq\) 上の式を満たすこと)
Theorem 1 (伊藤の公式)
\(x\) を確率微分方程式 \(\dd{x} = f(x, w, t) \dd{t} + g(x, w, t) \dd{w}\) に従う確率過程とする。
このとき、関数 \(h=h(x, t)\) の値は次の確率微分方程式
に従う。
導出: テーラー展開する。
この中から\(\dd{t}, \dd{w}\)の1次の項だけを取りだすことを考える。(1次以降の微小量は極限をとると消えるので)
なので
が成り立つ。
\(\dd{x} = ax \dd{t} + bx \dd{w} \) を満たす確率過程
(左辺のほうはlogになりそうなので) \(h(x) = \log x\) とおいて、伊藤の公式を使うと
両辺伊藤積分すると
平均は増える、中央値はノイズの分だけ減る、
AIcia Solid Project 【ブラックショールズ方程式への道④】伊藤の公式【確率微分方程式の基礎】